ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■俺に似て居るんじゃ無かったですか
渇望する願いの、
其の質が、
問われたのだろうか。


其れとも。


希う、
其の想いの強さに比して。

相反する他者の想いの方が、
強靱だった故か。







叶う望みと、
叶わぬ望みと。

其の、
境目を差配する因子が、
何処に在るのか。


其れは、
分からないけれど。

















他の誰もが望まぬ願いが、
拒絶された事で。





安堵と。

確かに其れが、
自身から産まれた血脈だとの、
確信と。



一方で。

其の、
至極当然な帰結すら視えぬ、
あの子の心情を想う。


























 「居なくなった。」
 「一緒に逝く心算で居たのに。」
 「見捨てられちゃったね。」



あの子は。

還る姿に、
自身を重ねようと目論み。


逝き損ねた。
























如何に、
本人が望もうと。


其れを嫌がり、
何も言わずに消える事など。

容易に、
想像付くだろうに。



俺の子ならさ。





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References
 Nov.28 2012, 「一月だけの命でしょうか」
 Dec.07 2012, 「唯一贈れる物でしょうか」
 Dec.24 2012, 「彩も違う組み合わせでしょうか」






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12月28日(金)
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