ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■一月だけの命でしょうか
如何に、
高質な想いで在っても。


時に、
其の時機を逸して。

敢え無く、
散って逝くと言うのに。




其の想いは。


時ばかりか、
息吹を呼び戻す能力をも。

付与されて居ると、
言うのか。












宿された想いの結晶が、
途絶え落ちた、
其の瞬間と。

残された期限を知る、
其の、
切っ掛けと。


双方が此の世に表出した、
其の日に。



何時か。

そう、
互いに希った鎹が。







唐突に。

眼前に転がり込んだ。





















見上げた満月の眩しさに、
目を細めながら。



 「次に月がぴかぴかする迄は。」
 「ままの所に居るんだって。」

 「来月の満月って事?」

 「其の次はぱぱがままを護るんだって。」



今、
あの子の周囲を回って居ると言う、
其の、
見えぬ存在を。

想う。





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References
 Aug.14 2012, 「禁句が幾つ見付かるでしょうか」
 Sep.14 2012, 「選択では無く廃棄でしょうか」






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11月28日(水)
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