ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■希う刻は違う物でしょうか
初めから最期迄。

其の傍らに居続ける事など、
不可能だから。





少しでも、
僅かでも。

其処に、
自身を置きたいと希い。



時に人は。

其の願いを、
形に宿し委ねるけれど。













其の、
指し示して居る刻には、
差異が在って。



其れは。


想いの、
其の深さや強さとは。

完全に、
独立した要素なのだろう。

























 「年に一度じゃないけれど。」
 「何時も傍に居ないんだったら返して。」


あの子は。

俺の腕に巻かれぬ、
対の革紐に、
宿した想いを主張し。





 「うっかり薬で溶かしちゃったら不味いから。」
 「安全で毎日見る机に結んで在るんでしょう?」


俺は。

其の非難の本質を、
態と、
逸らして応えた。


















前を向いて居る、
其の瞬間こそ。

傍で見て居て欲しい、
其れだけなんだけれどな。






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References
 May.21 2012, 「稀も続けば縁に為るのでしょうか」






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07月07日(土)
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