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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■特異な媚薬を撒いてませんか
前虎に向かう事は。
即ち、
背後の狼をも相手にする事が、
前提なのだろうか。
其れとも。
何らかの、
螺旋の中から飛び出でる術を。
未だ、
手に入れては無いだけだろうか。
幾度と無く、
出現して来た同種の匂いを、
再び嗅ぎ取り。
溜め息に似た吐息を、
互いに零す。
「あのね。」
「聞いて欲しい事が在るんだけれど。」
然程多くは発さない、
あの子の、
其の言葉に。
慌てて、
居住まいを規し。
「非番なのに出勤中ずっと付いて来るの。」
「妙に馴れ馴れしく話してくるの。」
「上司は知らないって?」
「うん。」
「相変わらず変なの惹き付けるんだな・・・。」
「そうみたい・・・。」
頼むべき、
公権力の一端が。
避け難い、
盲目的な想いと、
同種の匂いを発し始めた事を知る。
あの子の、
立ち居振る舞いは。
きっと、
其の種の匂いを惹いて了うんだろうな。
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References
Apr.27 2012, 「謎掛け程度に軽い事柄でしょうか」
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05月14日(月)
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