ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■未だ進めぬ日付でしょうか
命日。




或る特定の日付を消し去る事は、
決して、
益ばかりの振る舞いとは、
想わぬけれど。


歩みの里程標として、
其の日を傍に置き続けられる事は。

恐らくは、
其の後に注がれた想いの充足度を、
反映する。




其れ故に。




暫く足の向かなかった其処へ、
其の日に、
出向こうと想う意思を。

少しだけ、
重く、
受け容れたいと希った。









けれども。






























十年以上を経て。


 「逢いに行っても良い?」


あの子が、
俺に初めて口にした、
其の刻。


 「気を付けて行って来いよ。」
 「其の代わりちゃんと帰って来なさいね。」


最低限の、
保険の条件を添えて。

ようやっと、
送り出したけれど。















 「逢えないよ。」
 「親戚が来てるんだって。」
 「私を今も恨んでる。」


今も滞留し続ける、
強い想いに。

簡単に、
阻まれて了う。






















そうだね。








飽く迄。

其れは、
想いを注がれた故の、
応答で。



澱み留まり続ける流れから、
抜け出せずに、
藻掻き続ける事の方が。

本当は、
自然な事なのかも知れないね。





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References
 Jul.21 2011, 「照らせる深さでしょうか」






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04月21日(土)
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