ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■歳上を想う資格が無かったのでしょうか
其の宿命を、
端から、
背負わされて居るのだと。

本当は、
当に、
気付いて居るべき事なのだけれど。




其れが、
眼前に迫らない限り。

感覚として、
理解に至る事は無いから。


ふと、
忘れて終う。









自身より、
多くの歳月を重ねた対象へ、
想いを寄せた、
其の瞬間に。

背負った業は。



時を経れば経る程に、
次々と、
積み増されるのだ。

















離れ始めた其の、
間隙を、
埋め合わせる為に。

注ぎたい場所への資源を、
喰われ。


其れが。

一家の流れに、
罅を産む。










 「きついんだよ。」


姫は、
ぽつりと零し。


 「此れ以上は動けないよ。」


俺は、
言葉に生らない声で、
返す。


















体力。

老いは、
誰にでも訪れるけれど。



其処に至る迄の準備や、
想いの積み重ねを、
欠いた儘で。

進んで来た今では。




対処の術は、
無いのかも知れないね。






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01月08日(日)
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