ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■問われて居ると気付けますか
掛け違えた、
其の釦は。
後戻りして、
外して、
掛け治さねば為らないから。
一旦、
歩みを留め、
顧みて。
改めて、
石を積み始める。
其処には。
振出しに戻る、
覚悟と、
気力と、
意志が。
左右双方に、
同時に、
必須なのだ。
其れ故に。
何方か一方でも、
其処に、
想い至らない限り。
其の歪みは、
決して治される事無く、
残存し。
何時か、
総てを崩し去る。
互いが、
互いに、
治そうと希ったとしても。
戻る覚悟迄もが、
要るのに。
其処に、
気付けないのなら。
もう、
治す術など在ろう筈も無い。
「俺は一年以上お早うと言い続けたけれど。」
「姫は一度も返さなかったよね。」
「今言われて気付いたでしょ?」
「震災や仕事のせいで俺が変わったと想って居るでしょ。」
「間違ってるよ。」
絞り出す様に、
辛うじて伝えた其の言葉に。
姫は、
俺の言う事も尤もだと言わんばかりに、
頷いた。
其の程度の事に、
日々、
気付けないのだから。
姫と、
俺は。
もう、
掛け違った儘で進むしか、
無いんだよ。
唯、
崩壊を待ちながら。
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References
Sep.13 2011, 「会話する気は在るのでしょうか」
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10月06日(木)
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