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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■履歴に値する想いでしょうか
其処に、
如何なる履歴が残されて在るのか。
其れは、
知る由も無く。
其の履歴に、
抗する為の術は。
決して、
本質では無いのだけれど。
其れでも。
嘗ての痕跡よりも、
深く、
深く、
自身が穿たれる事を希い。
嘗ての想いよりも、
強く、
強く、
自身が刻まれる事を希う。
果たして。
其の場に在り続ける、
切片として。
何か、
置けるのだろうか。
何を、
置けるだろうか。
「小坊主が上にいる時に。」
「指絡めて手を握ってくれるでしょ。」
「手首押さえつけるとかじゃなくて。」
「うん。」
「寝入る時にその感覚がして即落ちした。」
「何か幸せ気分だった。」
「そっか。」
自身の、
想いの型を、
一つ。
あの子に、
届けられたのかな。
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07月26日(火)
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