ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■唯送り出せば良いのでしょうか
其の、
上流の鋭敏性は。

抑々、
御して扱う事など、
困難だけれど。






極僅かに過ぎない、
其の間隙が。


自身の隣で、
途方も無い差異へと育ち。

其の流れを堰き止め、
変えて終う様に。




何を想えるのだろう。












闘う気力を失くした自身が、
救い拾われ。

闘う気力を失くした戦友は、
時を消耗し尽くして、
前線から去る。




唯、
袂を分かつ刻とは異なる、
理不尽と諦めに。

其処に至る迄の、
葛藤と、
奮闘と、
孤立とを重ね。



溜息にして吐き捨てた。
























何が違ったのだろうか。

何か出来たのだろうか。

























 「急なことですが30日に旅立ちます。」
 「もう一度逢えるかどうかですが」
 「ありがとうございました。」


最前線からの退却と、
別離とを、
告げる電信が震え。

此の期に、
何も贈れぬ自身に気付いた。





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References
 Feb.14 2011, 「壁が在るから逢わさるのでしょうか」






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07月19日(火)
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