ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■もう忘れる事は無いでしょうか
環境や、
立場や、
関係に応じて。
其処に、
重み付けが為されるから。
其の差異は。
特段、
不可思議な事では無いのだけれど。
繰り返し、
繰り返し、
幾年も続けて来た、
其の習慣が。
此処迄、
極端に入れ替わる事が。
自然なのだろうか。
其の、
僅か言の葉一つの、
能力に。
若干の、
惧れを抱きながら。
細くとも、
互いが紡ぎ続けて来たと、
想う幾年かに。
然程、
重みは備わって無かったと、
気付かされ。
「ふふ。」
「何が可笑しいのよ。」
「今年は俺の誕生日聞かないんだ。」
「だから忘れる訳無いでしょ。」
嘗て贈った、
あの子への祝いの言の葉を、
想い返し。
想いの、
其の配分の表裏に、
苦笑する。
「小坊主ちゃん。」
「お誕生日おめでとう。」
「お。」
「ちゃんと覚えたんだ。」
「忘れる訳無いでしょう?」
十年続く、
誕生日を祝い続けた、
其の言の葉へ。
ようやっと。
十年越しの、
対の言の葉が木霊した。
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References
Jun.21 2010, 「真偽に未だ意味が在るでしょうか」
Jun.21 2009, 「一種の約束でしょうか」
Jun.21 2008, 「求心力の一つでしょうか」
Jun.21 2007, 「縒り逢う様に在るのでしょうか」
Jun.22 2005, 「波乱と感じるべきなのでしょうか」
Jun.23 2003, 「繋ぎの種が必要ですか」
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05月30日(月)
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