ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■壁が在るから逢わさるのでしょうか
飽く迄、
差分を捉えて応じる、
其の機能故に。




近接する距離に、
多くの相違が在ると、
感じる時。

想いは、
より強く離別し。


隔てる壁を認識した、
其の上で、
其処に多くの共通項を置けば。

想いは、
加速度的に近付くのだ。













例え。


何気無く零れる、
言の葉が。

噛み逢い、
共鳴したとしても。




例え。


孤立、
四面楚歌、
背水の陣。

其の、
一つ一つに、
自身の姿が重なろうと。





決して。


其れは、
互いに理解した事とは、
同義で無いのに。








 「お仕事終わった?」
 「くたくたなんだけれど。」

 「了解。」
 「今切り上げるよ。」

唐突な電話と、
誘いの代わりの言葉に、
乗り。



 「何時もありがとう。」
 「焼いたのでお裾分け。」

 「あ。今日って。そっか。」
 「此方こそ有難う。」


久しぶりに、
想い逢ったかの様に、
錯乱する。





















境遇を、
慰め逢ったって。

其れは、
解決には為らないのにね。





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References
 Feb.10 2010, 「御茶菓子で居られますか」
 Nov.27 2009, 「何を較べた一字でしょうか」






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02月14日(月)
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