ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■鬼は豆に宿るのでしょうか
一つ、
一つ、
振る舞いに宿る筈の、
其の意図が。

時に、
自身の望む想いと、
相反する事は。


良く在るけれど。






其れを理解して、
尚。

敢えて、
本来の仕様と異なる様に、
行う意図は。


何処に在るのだろう。














恨みや、
辛みや、
鬱憤晴らしなのか。

其れとも、
何かの決意の表れか。























 「鬼は外!」
 「鬼は外!」


鬼を祓う為に豆を撒く筈の、
其の俺の背後へ。



 「ほら今だよ。」
 「ぶつけてぶつけて!」


娘を唆しながら、
姫は、
容赦の無い袈裟懸けを放ち。



 「なんでぶつけるの?」
 「ぱぱかわいそうだよ?」


娘は、
放つ姫の鬼祓いの意味を、
正確に見抜く。





















豆程度なら、
気が晴れるまでぶつけて構わないけれど。

ぶつけて貰った俺は、
幸せに為って了うんじゃ無いの?






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02月03日(木)
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