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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■余地は如何程在るのでしょうか
一つ一つの切片に、
応じるか、
応じないか。
其の閾値は、
飽く迄、
自身の想いで定められるけれど。
其の閾値の変化には。
恐らく、
他者が介在出来る。
其れ故に。
自身の介在に応じた、
閾値の変化は。
自身への想いが、
未だ、
少しは残存するのだろうかと。
そう想わせる。
朝方。
「今夜が点灯式だけれど。」
「見に行かない?」
「気乗りしないんだよね。」
「体調も悪いし。」
杜の街の電飾の、
其の、
肇の刻を。
拒絶して居た筈の、
姫が。
「天気も回復したし。」
「行ってみない?」
「準備して置くから。」
日が夕闇に移り始める、
其の寸前に。
閾値を、
此方に寄せた。
時折魅せる、
其の僅かな可能性が。
玩ばれて居る様で、
時折、
無性に腹立たしい。
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12月03日(金)
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