ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■別の水準点が在るのでしょうか
刻む歳月の嵩に、
意義や、
価値が、
在るのか。

其れは、
未だ、
分からないけれど。



刻んだ歳月の、
所々に。

一応は、
水準点が穿って在る。






其れ故に。



想いを、
其処へ至らしめれば。

一応は、
互いの歳月の道標を、
想い返せるのかも知れない。











例え。

何れ程、
覚える気が無くとも。



























俺と姫と、
そして娘と。


 「今日。」
 「彼の誕生日じゃん。」

 「あ。」
 「忘れてた。」

 「たんじょうびなの?」
 「なんさい?」


黒猫の生誕を、
想い、
祝いながら。














立ち位置が、
違ったとしても。


 「なんさい?」

 「ええと七歳?」
 「俺達が出逢って何年だっけ?」

 「8年前のワールドカップでしょ?」
 「忘れたの?」

 「そうたそうだ八歳だ。」
 「八年前に初めて逢ったんだよ。」

 「逢いたく無かったわよ。」


根付いた水準点が、
同一で無くとも。



















互いの記憶を、
順に、
繋ぎ逢わせれば。

案外、
語り戻せるのかな。





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References
 Feb.17 2004, 「何故撥ね返せなかったのでしょうか」
 May.13 2006, 「共通項には値しないのでしょうか」






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05月13日(木)
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