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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■在り触れた柱に為るでしょうか
住まう土地土地の、
気候や、
文化に因って。
人は育まれ。
徐々に、
徐々に、
其の歴史や格の重みを、
意識し行くのかも知れないけれど。
芯に根付いた支柱とは。
本当は、
極在り触れた、
意識にすら登らぬ処に。
位置するのだろうか。
ふと。
段葛に咲き誇る躑躅に送られ、
去年、
旅立った祖母も。
宮司や、
住職は、
当たり前の茶飲み友達で在った事を、
想い返す。
「りんのおうちにいくよ!」
張り切る娘に、
手を引かれながら。
高尚な、
由緒在る寺が。
娘にとっては、
友達の家と違わぬ事に、
笑みが零れた。
此の土地は。
娘にとって、
どんな柱に為るのかな。
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References
「輪王寺」
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10月17日(土)
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