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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■心から祝えたのでしょうか
日々に、
時折添える波は。
日々の平易を、
軽やかに彩るけれど。
波を起こす事が、
其処に必須な訳では無くて。
本当は。
波を生じさせようと言う意志が、
幾重か重なり逢う事に。
意義が在るのかも知れない。
「おたんじょうびする?」
「けーきあるぅ?」
「ケーキは無いけれど。」
「特別でお稲荷さん作ろうか。」
娘と、
姫と。
二人の心算で在った、
其の宴に。
「買って来たんだけれど。」
「おめでとうしちゃった?」
寸前で。
半ば強引に、
割って入った俺へ。
「小坊主は何だか一生懸命だったから。」
「良いか。」
姫は、
そう呟く。
姫の、
生誕の日。
初めて。
真に、
許容の一言が零れた、
そんな気がした。
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09月08日(火)
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