ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■追い付けるでしょうか
二歩も、
三歩も、
後ろを歩いて居る事に。

全く、
気付けなかったから。



慌てて。

必死に、
走り始めた心算だけれど。






案外、
丘の上は遠くて。


未だ、
距離を縮めて居るか否かすら、
曖昧の儘。









其れでも。






見える足許を見つめ、
脚を留めずに、
前を追い続ける事が。

開けた視野に繋がる術だと、
知って居るから。





眼前の一歩を。

其の先の十歩を。


丁寧に、
丁寧に、
踏み続けて居るのだ。

























一度閉じた箱を、
もう一度開ける怖さも。

昇華出来ぬ想いも。


此の身に、
刻まれて在るけれど。




今は、
無理矢理にでも閉じ込めて、
進む事が。

きっと、
追い付く為の近道だと、
そう想うのだ。






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08月29日(土)
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