ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165064hit]
■初心の言霊代わりでしょうか
極僅かな、
可を連想させる一言が。
或いは、
充分に優を意味するのだろうか。
其れとも。
矢張り、
勘違いだろうか。
閾値や範囲は、
個々人其れ其れに違うから。
相手の最大値が、
自身にとって大した分量にも成らぬ事は、
自然な事だけれど。
一方で。
常に、
其の範囲を最小限に留める事で。
然程多くは無い変化を受容する様に、
飼い慣らされたのかも知れない。
別段、
何の見返りも期待せぬ、
普通の行為に。
「アイスコーヒー入れてくれたって。」
「ケチはケチだからね。」
恐らくは、
大いなる感謝の想いが、
届き。
「コーヒーなんて入れてくれたって。」
「産まないからね。」
嘗ての、
姫から届いた感謝を、
想い。
ふと、
笑いが零れる。
其の言葉は。
本当に、
姫なりの目一杯なのだろうか。
「コーヒー美味しい。」
「ときどき淹れてね。」
嘗ての、
姫のたった一言の、
感謝に。
ずっと、
ずっと、
縋りながら。
今朝も、
雲間の朝日が手元を照らす。
↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)
07月25日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る