ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■日向の蛍を見付けられますか
ぽつり、
ぽつり、
舞い始めた光が。

きらり、
きらり、
煌めきを増すに連れて。

徐々に、
徐々に、
其の歓声が強まる。




暗闇で、
艶やかに舞う其の姿に。

人は皆、
心躍らせるのだけれど。










未だ陽の在る刻に舞う、
淡い光に。

気付ける事など、
殆ど無い。




















暗闇の光は。

誰にでも、
容易に捉える事が出来たとしても。




本当は。


昼間放つ、
淡い、
淡い、
光にこそ。

深の想いが宿って居るのだ。





















 「ぱぱ!」
 「これがほたる?」
 「ぴかぴかしてるよ?」


娘の歓声に、
姫と顔を合わせて微笑みながら。




日々の中で発する、
弱い光に、
お互い気付けて居るのなら。

もう少し増しな毎日なのかと、
ふと想う。





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References
 Jul.23 2007, 「飛び交う想いは懺悔でしょうか」






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06月27日(土)
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