ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想う空が見えて居ますか
一年に一度。

其の刹那へ、
互いの姿を重ね映す事が、
在るけれど。




其の、
刹那に注ぐ想いの嵩とは、
比較に成らぬ程。


刹那に至る迄の、
日々に。

莫大な想いが、
注がれて居るのだ。








其れ故に。








注がれた想いに乗して、
想いは熟し。

刹那の逢瀬へ、
人を、
駆り立てるに違いない。


















空を見上げ。


 「一年に一度。」
 「繋ぐ手や触れる頬や唇がどんなに待ち遠しいだろう。」
 「駆け寄る相手がどんなに愛しいだろうね。」


坂の街の人の馳せる、
其の想いに。

肯きながら。






一方で。


 「晴れた空を見てると。」
 「今年は無事に天の川を渡ることができるのねって。」
 「安心したりして。」


坂の街の人の馳せる、
其の想いに。

天を仰ぐ。





















刹那の想い。

其れは、
決して想いでは無い。




俺の街は。

小雨の混じる、
曇天だよ。





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References
 Jul.04 2008, 「還るべき想いも在るのでしょうか」






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07月07日(月)
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