ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■其の弧が少しは緩むでしょうか
規定された順序、
規定された長さ。

淡々と動作する指捌きなのだろうか。


嘗て記憶した音源を、
次々と呼び起こし。

内なる領域で奏でるのだろうか。


時折刻まれる緩急を、
機敏に感知して。

想いを揺らす事が在るのだろうか。




音の震えに因る事無く、
其の場に、
在り続ける刻は。

想像に難い。




















 「自分が異邦人のように感じる時があるの。」
 「辛くて逃げちゃうの。」
 「でも今は耐えられるようになったかもしれない。」
 「小坊主といる時を想いだしてる。」




輪に加わる事の出来ぬ刻。


何方と言えば、
稀に存在する筈の刻が。

飽く迄、
普段の刻で在るのだとしたら。




如何に、
世界が変わって了うのだろう。




















 「ピアノレッスン。」


坂の街の人から届く、
其の件名の。

心意を、
捜し当てられぬ侭。




其れでも。

届いた孤を、
必死に、
腕にくるむ。





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References
 Mar.10 2008, 「好きだけが理由でしょうか」






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03月18日(火)
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