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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■交わさぬ想いは育つでしょうか
眼前に在る筈の、
其の姿を。
例え、
想い描く事しか出来ぬ刻でも。
音を以て。
文字を以て。
互いの想いを育む事は、
可能だけれど。
互いの、
其の間隙に。
如何なる粒子の介在も、
在らぬ刻に。
果たして。
どの程度、
想いを育む事が可能なのだろうか。
自身の内を巡り、
如何に、
増幅されて居ようとも。
外界と、
何の相互作用も生じない、
閉鎖回路では。
想いは、
育って行かぬのだ。
「もうすぐだね。」
久しぶりに。
坂の街の人と、
文字が、
行き交う。
其の夜は傍に在る。
唯、
其の一点を支えに。
手を繋ぎ、
其の温もりを貪る一瞬を。
脳裏に、
投影し続けて居る心算でも。
本当は。
自身の眼前にしか、
想いは、
向いて居ないのかも知れない。
交わしてこその、
想いなのにね。
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References
Dec.16 2007, 「祝いの想いは遠いでしょうか」
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02月12日(火)
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