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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■嫉妬が在るのは何れでしょうか
其処に在る想いは。
単一では無く、
飽く迄、
複数の想いが渦巻いた、
其の結果だから。
其の瞳から、
視線を逸らさずに。
一つ、
一つ、
丹念に。
想いを、
拾おうとするのだけれど。
其の、
渦巻いた想いの、
出所は。
直ぐに、
姿を変えて了うから。
独占か。
我慢か。
顕示か。
自省か。
誇示か。
希望か。
自虐なのか。
捕らえた筈の想いは、
するりと、
掌から逃げて行く。
恐らくは。
俺の嫉妬が、
想いを捕らえ切れぬ、
理由だろう。
「今日はもう誰も抱いちゃ駄目よ。」
「・・・。」
「嘘。」
「・・・。」
「あ、でも、やっぱり駄目。」
帰り際に残された、
意思表示は。
至福の時間の証に違いないけれど。
そう口にした、
坂の街の人は。
帰ったら、
きっと、
抱かれて終うのだろうな。
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References
Sep.29 2007, 「子供心も必要でしょうか」
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09月30日(日)
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