ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■詮無い事でしょうか
例え、
其の一筋の糸が消えて終おうとも。
互いの存在は、
消える事無く在る筈なのだ。
けれども。
石鹸水の泡玉の様に、
決して、
強くは無い糸へ。
其れが命綱で在るかの様に、
必死にしがみ付き。
其の、
真夜中に開きそうに成る扉の、
向こう側に。
自身の想いを、
贈り預けて居るから。
一瞬。
想いと同時に、
互いの存在をも滅して終う様な錯覚に、
囚われるのかも知れない。
今夜も。
開けずに居た筈の扉が、
勝手に開き。
「そんな時が辛いけれど。」
「そこにあるのは自分の本当の想いなのかもしれない・・・。」
「ごめん。」
「詮ないことを書いてしまった・・・。」
坂の街から、
其の言葉が届く。
期限を意識する故に、
人は、
想いを燃やせるのだろうか。
永続を意識する故に、
人は、
想いを紡げるのだろうか。
答えが、
何方に在るかなど。
未だ、
判らないけれど。
扉の向こうと、
扉の此方と、
見比べる事も。
詮無い事なのかも知れないね。
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References
May.14 2007, 「制動装置に成るのでしょうか」
May.13 2007, 「万に一つの刻なのでしょうか」
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08月06日(月)
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