ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■初めの一歩の白銀でしょうか
暖かな春を希う、
其の名に委ねた想いとは、
裏腹に。

未だ遠い春を、
厳しい寒さを、
意識させる刻なのかも知れない。



或いは。



其の寒さを意識させる事で。

初めの其の刻を、
幾度と無く、
顧みさせて居るのかも知れない。











嘗て、
此の身に備わらなかった、
想いが。

少しは、
俺に、
育ち根付いただろうか。



此の一年で。
















大雪の、
翌朝。


破裂寸前の部屋を、
如何にか、
宥め賺して。

凍り付いた道を、
慎重に、
慎重に、
向かった朝。




大雪の、
翌朝。


其の、
傷一つ無い珠を、
腕に抱え。

凍り付いた道を、
慎重に、
慎重に、
帰った朝。








起き抜けの銀世界は。

一年前の、
幾度と無い大雪を、
呼び覚ました。





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References
 Feb.01 2006, 「初めましてと言えるでしょうか」
 Feb.02 2006, 「未だに呼ばれ慣れませんか」
 Feb.09 2006, 「初めの言葉は何だったでしょうか」






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02月02日(金)
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