ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■其の輪に意思が居るのでしょうか
其処に、
刻み込まれて居るのは。
飽く迄、
形式に他ならなくて。
新規に、
或いは継続的に、
注ぎ込まない限りは。
其処に、
想いは宿らないのだ。
其れ故に。
其処に、
如何なる意思が隠ろうと。
其処に、
如何なる意思も無かろうと。
注視すべきは。
飽く迄、
其の指では無いのかも知れない。
けれども。
証足る輪を、
定められた指から外すと言う、
其の行為は。
明確に、
契約の破棄を意味するのだ。
何カ月振りだろうか。
娘の臍の緒と共に、
無造作に、
箱に収められて居た、
証の輪が。
姫の、
薬指に戻った。
右の、
薬指だけれど。
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References
Aug.23 2006, 「其の輪は柵の象徴なのでしょうか」
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01月20日(土)
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