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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いの派生が育みましたか
其の、
一つ一つは。
飽く迄、
個別に流れ在る物だけれど。
其の、
一つ一つは。
少しずつ、
けれども確実に、
相互に、
交じり遇うのだ。
其れ故に。
少しずつ、
少しずつ、
連動し在る個々は。
不可思議な糸で結わえられた、
一筋の、
流れの様に。
想いを、
連動させるのだろう。
「えへへ。」
「結婚することになりまして。」
唐突に贈られた、
御嬢の声色に。
「もう一つ。」
「おめでとうが在るんじゃ無いの?」
呼応する想いが、
自然と、
漏れだして来る。
自身の流れが、
呼び覚ましたかも知れぬ、
其の想いを。
電話口で噛み締めた。
「ふふ。」
「俺の娘が可愛かったんでしょ?」
言い掛けた核心に、
そっと、
蓋をして。
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References
Apr.01 2006, 「必要な軽口でしょうか」
Sep.12 2005, 「不治の擾乱でしょうか」
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10月13日(金)
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