ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165138hit]

■想えば雷鳴も嘶くでしょうか
互いの姿が。

眼前に在ろうと、
無かろうと。



想いを以て。


互いの姿を、
眼前に映し獲る事が。

可能だけれど。




飽く迄。

其の瞬間は、
個の刻に他ならないのだ。









何れ程。

互いの姿を、
鮮明に、
映し獲ったとしても。




日々に。

共の刻を、
追い求める時。



其れが、
個の産み出した共の幻影に過ぎぬと、
気付く。











 「小坊主。」
 「怖いよ。」


日々の、
其の瞬間を。

深く抉って、
突き付けられた時。



自身の手では、
如何様にも為らぬ領域を。

想い、
途方に暮れた。
















俺の目には、
雲一つ無い青空が映り。

俺の耳に、
雷鳴は、
響いてくれない。





----------
References
 Aug.17 2006, 「其の画は望める画でしょうか」






↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)
08月18日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る