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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■同じ笑顔と言い切りますか
自身の内で眠る、
認識能力が。
機能を果たす迄に、
育ち在るのか。
其れは、
定かで無いから。
個を分類し、
個へ向ける好意だと。
断ずる根拠など、
無いのだ。
何れ程、
愛くるしく。
何れ程、
癒されようとも。
其の表情は。
反射的な、
唯の、
愛想笑いに近いのだ。
何よりも。
表情に委ねる想いの、
其の性質は。
極めて、
懸け離れて居るのに。
「小坊主、良かったね。」
「如何して?」
「私からの笑顔が減った分か、それ以上に。」
「娘からの笑顔が増えたじゃん。」
姫は。
同じ重みを、
其処に、
強要する。
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07月20日(木)
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