ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■必要な軽口でしょうか
実か、
虚か、
其の何れなのかと問えば。
紛れも無く、
虚に過ぎないけれど。
何れ程、
言葉を交わそうと。
交わす軽口の言葉の、
一片にすら。
真は、
宿されて居ないけれど。
其れ故に。
尚更の、
配慮が必要で。
僅かでも。
虚に、
疑の一片を付加した、
其の瞬間に。
崩れた信は。
真を、
呼び覚まして終う。
全ての元凶は、
其処に在るのだと。
互いに、
理解して居ながら。
何故に。
諍いの因の、
一端を。
担わせて了った、
相手に。
舌を出しながら、
軽口を振り。
其の軽口に。
鋭く軽快な応答を、
魅せるのだ。
「小坊主さん。」
「大丈夫でしたか?」
「家に二人切りだったからね。」
「流石に怒ってるよ。」
「すみません。」
「こんなことになっちゃって。」
「別れちゃったら。」
「責任取ってね。」
「えへへ。」
だから。
最後の壁を、
越えられないのに。
俺も。
お嬢も。
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References
Sep.12 2005, 「不治の擾乱でしょうか」
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04月01日(土)
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