ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■図星だった故なのでしょうか
其の、
二つの行動に。
何の差異も、
存在しないから。
其の行為は。
唯、
二つの基準を、
都合良く使い分けて居るに、
過ぎないのだけれど。
発した言葉は。
使い分けを非難する為の想いでは、
決して無いのだ。
飽く迄。
行為の本質に、
視線を向ければ良いのに。
何故に、
行動に至ったのか。
其の想いを、
見据えてくれれば良いのに。
俺の行動も、
愛情が誘発した衝動なのだと。
其処に在る想いは、
姫の、
今の行動と同義なのだと。
唯。
理解に至れば、
其れで十分なのに。
如何して。
行動に、
目を奪われ。
二重の基準に、
憤慨し。
諍いの因として、
言葉を、
捉えて終うのだろう。
「納豆まみれのキスは嫌なのに。」
「何で餡こまみれでキスするの?」
「小坊主にしてないんだから。」
「良いでしょ!」
「相手の問題か?」
「如何して自分の嫌がる事を人にするんだよ。」
「小坊主のは嫌がらせ。」
「私のは愛情だもん!」
「でも、此の子。」
「嫌がってるじゃん・・・」
「うるさいわね!」
「喜んでるのよ!」
口の周囲に、
餡を付けたまま。
姫は、
娘に、
口付けをした。
多分。
俺は、
妬いたんだ。
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References
Mar.13 2006, 「知らない事も多いのでしょうか」
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03月18日(土)
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