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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■埋まらぬ溝を暗示するのでしょうか
姿形も、
立ち居振る舞いも、
品格も。
全てに気品溢れ、
遥かに、
高貴な存在だから。
純粋に、
比べ並べる行為など。
畏れ多い事なのだけれど。
飽く迄、
生物的には。
其処に表出した、
現象は。
何ら、
変わりない筈なのだ。
けれども。
自身に備わる、
其の、
格の差異が。
産み出したかも知れぬ、
其の言葉は。
想いでは、
決して埋める事の出来ぬ、
何らかの存在を。
暗示して居る様で、
怖いのだ。
娘が、
父親に似た。
其の両者の、
何処に違いが在るのだろうか。
「愛子様は。」
「皇太子似で羨ましいなぁ。」
画面を観ながら。
そう口にして居た筈の、
姫は。
「此の子は。」
「小坊主似で可哀想だよ・・・。」
掌を返して。
俺へ、
刃を向けて来る。
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03月14日(火)
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