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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いも喰われて終うのでしょうか
届ける想いの、
形には。
複数の形が在って。
確かに。
的確な形の、
想いを、
届ける必要は在るけれど。
贈られた想いに。
確かに一度、
満足を得た上で。
何故に。
異なる、
且つ、
的確な想いを。
相手へ、
求めて終うのだろうか。
確実に。
望まれた想いを、
贈り続けて来たとしても。
新たな想いが。
貪欲に、
沸き上がり続ける欲求が。
嘗ての想いを。
全て、
消し去って終うのかも知れない。
「鳩サブレ買って来たことないの?」
「小坊主は。」
「お土産買って来たことないんですよ。」
姫は、
俺へ濡れ衣を着せ。
「落雁もあるんですか?」
「食べたことないの?」
「じゃぁ送ってあげるわね。」
俺の居ぬ所で。
母と、
姫は、
共闘の交渉を、
終えて居た。
羊羹も。
リーフパイも。
嘗ての、
贈り物は。
皆、
土産では無いのだと、
言い切るんだね。
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03月05日(日)
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