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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■御褒美を得られぬのでしょうか
其れは。
自身を向上させる、
一つの手段で。
同時に。
効果的な方策でも、
在るのだ。
其れ故に。
自身を、
駆り立てる為の、
糧として。
自身の、
不安を抑え込む為の、
支えとして。
自身の、
惑いを払拭する、
道標として。
自身を、
鼓舞する為の、
術として。
時に人は。
目標の横に、
其れを据えては。
再び、
其れを手に獲る瞬間へ。
眼差しを向け、
突き進むに違いない。
けれども。
自身の、
見据えた場所へ、
辿り着いたにも関わらず。
横に並べた筈の、
報酬を。
手に、
出来なかった時。
何れ程の痛みが。
其処に、
生じるのだろうか。
「せっかくだけれど。」
「食べられないの。」
「如何して?」
「乳が張っちゃって痛いの。」
「だからモチ米とかクリームとか駄目なの。」
「あんなに楽しみにしてたのに・・・」
「小坊主、お腹空いてるでしょ?」
「食べて♪」
「でも・・・」
姫の。
最大の御褒美で在る筈の、
御祝い膳が。
するりと。
姫の手から、
逃げて終った。
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References
Jul.04 2005, 「おまけが欲しいのでしょうか」
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02月08日(水)
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