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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■自身の渦を創って居ますか
数多の渦の中には。

酷似した渦や、
融合した渦は、
確かに在るけれど。



飽く迄。

個々の、
独立した渦で。


相同する渦など、
其処に、
一つも無いのだ。






其れ故に。




例え、
自身を取り巻く渦へ、
他の渦を、
重ね透かしたとしても。


其れは。

自身の渦を、
より安定化させる為の、
手段で。




自身の渦を。

他の渦と、
一致させる必要など、
無い。















 「旦那の単身赴任中に。」
 「愛人に子供が出来たんだって。」

 「何の事?」


 「春に産まれるんだってよ?」
 「奥さんとの間には子供が居ないの。」

 「離婚するかしないかって事?」


 「四月になれば法律が変わるから。」

 「・・・。」


 「その時まで待つ方が良いんだって。」





 「もしかしてみのさん?」

 「そう!」



姫の吹っ掛けた、
謎掛け問答を。

一つ、
一つ、
解き明かしながら。





自身の渦を、
確かめたけれど。












姫は、
自身の渦の事など、
お構い無しに。





 「四月になったら。」
 「小坊主とも別れる?」
 「でも扶養に入って無いからなぁ。」


画面から届く、
昼の、
電話相談へ。

瞳を、
爛々とさせるのね。






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01月27日(金)
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