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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■永遠に届かぬ痛みでしょうか
何れ程の想いを、
其処に、
注ぎ宿したとしても。
他者の感ずる、
感覚など。
決して、
複製する事は出来ぬから。
同一の痛みを、
自身で、
感知する事など。
端から、
不可能だけれど。
間隙には。
形態的、
機能的な相違すら、
存在するから。
擬似的に、
其の痛みを感知する事すら。
永遠に、
許されて居ないのだ。
其の上で。
痛覚の発する、
其の刹那だけでも。
互いに、
分かち逢える様にと。
無駄な足掻きを試みずには、
居られない。
「痛い!」
姫が我が子の動作に、
顔を顰める度に。
俺の首に巻き付けた、
姫の腕が締まり。
俺は。
息苦しさと共に、
姫の痛みを支えて居る様に、
勘違いをする。
我が子が、
母を殴り蹴る感覚など。
雄に、
理解出来る筈も無いのに。
01月10日(火)
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