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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■遠慮も大切に温められますか
何れ程、
類似して居ようとも。
飽く迄、
同一では無いから。
其処に、
多様性が生じ。
境界が、
消える事は無く。
想いには、
幅が、
産まれるのだ。
何れ程、
想いが通おうとも。
所詮は、
他人だから。
自他の区別を、
欠かしては成らぬのだ。
お互いに、
想いを、
伝達させながら。
言葉を選び。
吐けぬ言葉を、
飲み込み。
言えぬ言葉に対する、
もどかしさを、
痛感する。
「遠慮があった方が良いのかな。」
「あった方が・・・良いんだよね・・・。」
ぽつり、
呟く姫に。
姫が、
遠慮と称する、
其の、
相手への配慮は。
必須な物だと。
俺が、
姫に、
教わった事だよと。
瞳で頷いた。
大丈夫。
此の、
繋いだ手を離さなければ。
きっと、
伝わるよ。
11月15日(火)
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