ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[165281hit]
■二つの色の何方でしょうか
二つの、
大きな流れが、
一筋に、
縒り逢わされる時には。
強弱も、
長短も、
高低も、
清濁も。
所々に濃淡を残しながら、
混じり逢うから。
生じた、
大河には。
二種類の色が、
宿るのだ。
其れ故に。
例えば、
二人の顔を掛け逢わせて。
似て居る、
似て居ないと、
幸福感に浸るのだけれど。
時に、
其の色は。
一方の色を際立たせた様に、
映るのだろうか。
今日こそは、
顔を魅せるのだと。
意気込みながら、
診察を始めた、
産科の先生に対して。
大河の流れは。
俺と姫の、
子は。
意地悪く、
顔を隠すのだった。
「小坊主みたいに。」
「性格悪いんじゃないの?」
「この前は後ろ向いて見えなかったし。」
姫は、
俺の責任だと言うけれど。
其の意地悪さは。
姫の、
茶目っ気の様な気がします。
----------
References
Oct.03 2005, 「初めまして故に一瞬なのですか」
Sep.28 2005, 「印象が変化しては居ないでしょうか」
10月31日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る