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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いに限度は在るでしょうか
此の場へ至る、
道程で。
一歩、
一歩。
踏み締め、
積み重ねて来た筈の、
想いが。
事在る毎に。
如何に、
軽微な物だったか。
気付かされるのだ。
積み重ねた、
其の数に。
僅か、
一を加えれば。
積み重ねた数よりも、
大きな数が、
産まれて了う様に。
積み重ねた、
想いなど。
未だ、
積み重ねる余地を有する想いに、
違いない。
汲上湯葉を、
縮緬雑魚を、
手に取りながら。
出張土産の、
選択の基準が。
より強く、
姫を想う向きへ変わった事に、
気付く。
きっと、
今朝の早起きのせいで。
今頃は、
多分、
眠って居るだろうな。
10月11日(火)
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