ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■無駄な時間を経て来たのですか
只、
悪戯に時を過ごした訳では、
無いのだ。




互いが。

正確には、
一方が。


相手を見極め、
許容か、
拒絶か、
其の判断を行う為に。



僅かばかりの、
時間が、
必要で在ったのだ。







其れ故に。



選択肢を狭めかねない、
危険因子が、
育ち行く時間に。

眼を塞ぎ。


結論を、
先延ばしにして来たけれど。






もしかしたら。

其れは、
誤りだったのだろうか。












約束の期日を、
再び破り。


 「そろそろ結論出そうね。」


姫は、
其の語尾を以て。

未だに、
自身の意思を、
半分、
俺に委ねさせた上で。








姫の心身共に傷付ける、
其の言葉を、
俺の口から放てぬ事など。

十二分に、
知って居ながら。


 「最悪、子供あきらめてもいいし。」


姫は、
俺の腹に匕首を突き立て、
何度も、
抉り続けるのだ。













何故に。

最悪が、
選択肢として残る?


此れだけ、
時を懸けて来たのにね。





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References
 Aug.11 2005, 「未だ時が在ると想うのでしょうか」
09月06日(火)
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