ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何故に針を向けたのですか
其の針は、
絶えず振動し続け。

何時でも、
同じ位置を示し続ける事は、
無いのだけれど。


其の針には。

大きく振れる瞬間が、
確かに在る。






其れ故に。



針に備わる、
膨大な受容体を。

一つ、
一つ、
探り当て。


刺激を、
贈り続ける筈なのに。








其れでも。



何の刺激が、
大きく、
波を起こしたかなど。

皆目、
検討が付かないのだ。














想いは。

何に応じて、
動いたのだろう。


何処が不足し、
何が、
其れを埋め合わせたのだろう。





 「何かが昨日吹っ切れたみたい。」


其の、
姫の文字からは。

日付意外、
何も、
見出せない。










あやふやな、
雰囲気の儘で。



 「結論じゃないけど・・・」
 「入籍の事前向きに考えようと思う。」



少しだけ、
姫の針が俺に向いた。
08月30日(火)
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