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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■命を包み支える帯に成りましたか
其処に必要で、
重要視されるべきは。
飽く迄、
想いに違いないけれど。
眼に見える形の、
存在は。
想いの、
其の拠り処として。
想いを、
より強化するのかも知れない。
其れ故に。
其の形を、
身に纏う形を。
寄り添う相手が、
自身の手元に、
持ち帰り来る事へ。
拘ったのだろうか。
唯、
無事で在れ、
無事で在れと。
頭を垂れ、
希いながら。
御加護の沁み込んだ、
岩田帯を。
謹んで、
拝領する。
「何歳って書くの?」
「数えだから二歳足すんだよ。」
「多分四拾壱歳。」
「ええ〜!嫌なんだけれど。」
「四十歳じゃだめ?」
巫女の苦笑を誘い、
其れでも尚、
意地を張り続ける。
少し、
罰当たりな人だけれど。
掛替えの無い、
俺の、
二つの命を護り賜えと。
純白の晒に、
再び、
想いを注ぐ。
08月14日(日)
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