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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■背中を向ける必要が在るでしょうか
互いの想い遣りが、
不足する時。

互いの主張が、
食い違う時。


諍いの因は、
何らかの擦れ違いに、
在るけれど。





互いの、
より深い理解の為に。

或いは、
互いの歩み寄りの為に。


其の諍いを、
用いる事が出来るのなら。



もしかしたら。

諍いも、
本望だろうか。










目的を一にする、
諍い程。

同じ想いの為の、
諍い程。


空しい物は無い。















寝ぼけ眼の儘。

互いに、
穏やかで温かな空間を、
貪る筈だったのに。





 「姫、ぎゅっぎゅ。」

 「小坊主、ぺろぺろ。」

 「ぎゅっぎゅして。」

 「ぺろぺろが嫌なのね!」

 「そうじゃなくて。」

 「良い、知らない。」



何故に、
諍いを被らねばならぬのだ。












多分。

お互いが共に、
自分勝手なのかも知れない。


だから。

進む事も、
絶つ事も、
出来ずに居るのだ。
07月24日(日)
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