ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何を持参して来るのでしょうか
忘れるのだろうか。


飽く迄、
過ぎ去った出来事で。

何事も無く、
消え失せたのだろうか。







其れとも、
忘れては居ないのだろうか。


記憶として、
其れを刻み込んだからこそ。

一歩一歩、
間合いを詰めて来るのだろうか。







忘れた振りだろうか。


静かに、
触れずに置いて。

様子見を、
決め込んで居るのだろうか。







或いは、
意思の固まりだろうか。


丁寧に、
想いに包み込んで。

何らかの望みを、
持参して来るのだろうか。













口火を切り、
一つ、
踏み込んだのは。

確かに、
俺だから。




もう一歩、
踏み込む舵も。

其の儘、
委ねられて居るのだろう。













 「金曜日に泊まって、次の日移動します。」
 「相手してもらえる?」



一月後。

君が初めて、
俺の住む街に来る。





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References
 May.21 2005, 「何故に今だったのでしょうか」
07月20日(水)
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