ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■本心は望まぬ出来事なのですか
確実に近い確信として、
何れだけ、
事実を感知して居たとしても。


何れの側から、
其の事実が齎されたかで。

意味合いは、
異なって来るから。




其の場に持ち込まれた、
一つ目の切っ掛けを、
軽く流して。



次に持ち込まれるであろう、
相手から、
本気の、
切っ掛けを。

じっと、
待ったのだ。









拒絶の意志は。

自身では無く、
飽く迄、
相手の側にしか存在しないから。


気付いて居ても、
何も、
魅せずに居たのだ。










其れ故に。








 「小坊主。」
 「嫌なんだけれど。」


其の切り口で。

此れから、
何が語られるか、
一瞬で察知したけれど。





語られる、
其の一言一言が、
何れ程、
本心に近いのか。

逆に、
裏返しの言葉なのか。


慎重に、
見極めねばならない。















 「生理来ないんだけれど。」
 「一週間も遅れる人じゃないんだけれどな。」
 「小坊主が二人も居るんだよ?」
 「嫌なんだけれど。」
 「籍入れなくて良いから。」
 「認知だけしてくれる?」
 「でも大丈夫だよ。」
 「もうすぐ来そうだから。」



限界迄、
姫は、
隠して居た心算に違いない。

月の悪戯が訪れそうだと、
感じたからこそ、
一気に語られた言葉だ。











姫は、
矢張り嫌なのだ。





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References
 Jun.16 2005, 「嫌だから陰性と言うのでしょうか」
06月21日(火)
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