ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■二人で治す事は不可能ですか
例え、
強い拒絶の想いが、
在っても。

或いは、
強い拒絶の想いが、
在るからこそ。



半ば強制的に。

望まぬ風景が、
目の前に、
何度も現れるのだから。






其の世界は。

飽く迄、
防衛本能の一環が、
表出しただけで。



決して、
病的な物では無いのだ。









けれども。




相手や、
自身を。

何度も傷付け、
幾度も抉るから。


其の世界は。

徐々に、
想いを蝕んで行くのだろうか。












周期的な、
後ろ向きの背中に。


 「自分は病気かもしれない・・と思ってしまった。」


姫は、
初めて、
弱音を吐いた。












独りで、
気に病む事無く。

一緒に、
緩やかに、
治せば良いのだ。



毎日の様に見て居た、
其の嫌な夢は。

今は、
何ヶ月かに一度の、
夢なのだ。






 「小坊主、もう夢で言わない?」

 「言わないよ。」

 「此の人は友達だからって言いながら。」
 「一緒にお風呂に入ったりしない?」

 「しないよ。」










何れだけ、
嫌な夢を見ても。

今朝も、
俺は隣に居るでしょう?





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References
 Jan.23 2005, 「一晩で季節は戻るのでしょうか」
 Dec.02 2004, 「二人切りの夢も離別の詩なのですか」
 Dec.06 2004, 「助け舟でしょうか」
06月18日(土)
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