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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■無言なら踏み止まれますか
何の存在も、
其処に無い事で。
意味や、
意図や、
想いを。
其の場に創り出す事が、
可能だけれど。
間と言う空間に。
際立たせた想いを、
乗せる為には。
互いに、
芸が要るのだ。
其れ故に。
意図を乗せる技術の、
不足と、
意図を受け取る能力の、
欠如が。
重なり逢えば。
違和感と、
伝え切れて居ない想いの、
存在を。
場の空白は、
確実に記すのだ。
「帰りに寄ろうと思うんだけれど。」
「小坊主はそっちにいる?」
「うん、大丈夫。」
「特に出張も入って無いよ。」
滅多に鳴らぬ着信音と同時に、
告げられた、
君の来訪の予定に。
少し、
小躍りしながら。
電話を切る間際の、
間延びした、
無音が。
未だ踏み込めぬ、
言葉の存在を。
互いへ、
知らしめる。
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References
May.30 2005, 「要らぬ隠し味だったでしょうか」
06月11日(土)
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