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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■要らぬ隠し味だったでしょうか
隠した餌の在処が、
ふと、
記憶から抜けて終う様に。




もしかしたら。

秘密は、
刹那の香辛料で。


其の後に連なる、
日常と。

如何なる接点も無く、
過ごして行くのかも知れないけれど。









隠した筈の味に、
気付かれた時には。






其の、
全ての香辛料に。

一つ、
一つ、
理由付けして。



気付いた相手を、
煙に巻き、
責めを負わねばならぬのだ。


















 「母親二人、昨日ランチしたみたいよ。」
 「何を話されてるんだろうね。」

 「怖いホットラインだよね。」
 「ナイター見に行った話、俺はおふくろに言ってないけれど?」

 「本当に?」
 「小坊主のお母さんにお土産どうもって話しちゃったみたいだよ?」

 「平気平気。」
 「キスの話もしてないからね。」

 「あたりまえ!」

 「で、本題は何?」

 「あ・・・小坊主、お誕生日おめでと。」

 「あ・・・それか(笑)」








露見する筈の無い事へ。


君も、
俺も。

お互いが、
怯え、
戦く位なら。







香辛料など、
振らねば良かったのに。





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References
 May.21 2005, 「何故に今だったのでしょうか」
05月30日(月)
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