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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いには鏡は発火しないのでしょうか
目に映る、
相手の動作を。
自身の脳裏へ、
鏡の様に、
遷し盗る事が出来るのだから。
決して、
目には映る事の無い、
相手の脳裏も。
自身の脳裏へ、
遷し盗る事は出来ないのだろうか。
お互いが、
お互いを、
遷し盗って居る筈だと、
想い込んだのだ。
器が小さいと、
零された、
姫の脳裏は。
些細な切っ掛けで、
俺が姫に言葉を荒げた事を恥じたと。
遷し盗ったけれど。
器が小さいと、
零した、
俺の一言は。
深い爪痕を姫に残して終った、
俺の過去の行動を。
姫に詰られ。
昔、
俺を深く抉った姫の行動を、
脳裏に浮べて了った事に対して。
自身を、
恥じた物なのだ。
「俺、ちっちゃいな。」
「そうだよ。」
「小坊主は小さい事で怒・・・」
「ちょっと待てよ。」
「他の雄とキスする事がそんなに小さい事か?」
自身が、
言葉を吐いた瞬間に。
互いの勘違いと、
想いの浅さに気付く。
器が小さい雄だ。
過去を抉っても、
前進など、
出来ないと知って居るのにね。
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References
Apr.18 2005, 「毎年一度は過去に還ると言う事ですか」
Apr.07 2004, 「其れでも欲しい唇でしたか」
05月09日(月)
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