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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■金切り声が必要でしょうか
正確に、
正直に。
只、
単純に、
応じただけなのだ。
肯定か、
否定かを。
問いに対して、
飽く迄、
応えただけなのだ。
其れ故に。
其処から先は、
全て、
戯れの内から生じた言葉で在る筈なのに。
「重くないの?」
「うん。」
「私、一つ持つから。」
「大丈夫。」
重くも、
辛くも、
歩き難くも、
嫌でも、
無かったのだ。
其れよりも。
大根入りの重い袋や、
百均の嵩張る袋を、
小柄な姿に重ねれば。
袋の底を、
引き摺るであろう事の方が。
間違いなく、
嫌だったのだ。
「私にも一つ渡しなさいよ!」
「嫌だ、俺が持つ。」
「これじゃ私が小坊主を尻に敷いてるみたいじゃない!」
「いつも上に乗っているだけなのに!」
「あのなぁ・・・」
何故。
何時の間にか、
戯れが、
現実化して。
諍いの因と成り得るの?
05月04日(水)
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